お母さん精神科医の育児クリニック 元「研修医 なな子」がお答えします

子育てそのものにはもちろんですが、人間関係や将来に悩む大人にとっても役立つ内容ばかりです。どのように大人になっていくのか、自分がどうだったかを思い出しながら、それを踏まえた上でどう子育てをするか深く考えさせてくれた本です。そしてもう大人である自分にもまだ課題があるということも、認識させてくれます。また、褒めて育てるといいというのは誰もが聞く話ですが、その褒めるというのが具体的にどういうことか分からない人も多いと思います。この本はその定義を明確にしてくれています。褒めるとは、子供の頑張りを認めること。シンプルな一文ですが私はこの一文を手帳に大きく書き留めました。また、私の子供は三歳児一人ですが、関係ないかなと思われる兄弟喧嘩の箇所や、中学校での人間関係の箇所も含めてとても参考になりました。まるまる一冊、役に立つ貴重な一冊です。また著者が精神科医というプロなので、内容も経験や専門性を踏まえているので信頼性が高いと思いました。一般的によくある独自の子育て理論を熱く展開している本よりも納得できました。多くのママたち、そしてパパたちにもおすすめしたい本です。