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書物学第15巻 金属活字と近代
本, 編集部
によって 編集部
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内容紹介明治初頭、日本の汎用書体となる明朝体活字が開発された。その活字鋳造と近代印刷技術の背景には、ひとりの外国人の姿があった―。 ウィリアム・ギャンブル。その営為はすべて、キリスト教の布教活動とともにあった。 活字見本や、印刷物・当時の記録を丹念に確認。 その足跡をたどり、近代日本の印刷技術の道程を明らかにする。
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私の知る限り英学史では長崎通詞の本木昌造を日本の近代活字の父とみなすのが通説であるが、本誌の特集「金属活字と近代」では、小宮山博史「明朝活字を開発した欧米人」、石崎康子「ウィリアム・ギャンブルと横浜」は本木昌造を日本製活字の父とみなしうる直接的な資料は乏しいと論じている。私にとって目からうろこが落ちる情報である。このほかヘボンの『和英語林集成』と美華書館との関係にも言及があり、他の論文も含めて、英学史を研究する上で重要な指摘がかなりある。ぜひ手元に置きたい『書物学』15号である。
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