医療看護イノベーション: 組織に変化を起こす 2035年生き残り戦略の教科書 epubダウンロード
医療看護イノベーション: 組織に変化を起こす 2035年生き残り戦略の教科書
本, 松下 博宣
によって 松下 博宣
4.6 5つ星のうち 6 人の読者
ファイルサイズ : 25.96 MB
内容紹介 看護管理者に向け、病院の生き残り策が問われる変革の時代に必要なイノベーションを生み出すノウハウを紹介。近年注目されるシステム×デザイン思考が身につけられる。イノベーションをおこすための具体的ツールも収載。 著者について 東京情報大学看護学部教授 商品の説明をすべて表示する
以下は、医療看護イノベーション: 組織に変化を起こす 2035年生き残り戦略の教科書に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
知人に面白いよと勧められたのだが、私は医療系ではないこともあり当初購入を躊躇していた。しかし今では付箋とアンダーラインがびっしりの座右の一冊となった。筆者は看護学部の教授であり、起業家でもあるとのことだが、かなりの博識で、内容はおよそ看護の領域にとどまらない広さと深さを持っている。私がとりわけ興味を持ったのが、筆者が提唱する”長寿ボーナス”という概念である。われわれはふつう、学校を出て、40年前後仕事をして、定年後は老後の余生を享受する、という人生プランをイメージする。筆者はそれを「単線3段階人生デザイン」と呼び、55歳定年、70歳寿命がスタンダードであった1960年代の旧モデルだと喝破する。しかし、寿命が延びていくこれからは、65歳の定年後に余生をまとめて享受、という形ではなく、たとえば学校を出てしばらく仕事をしたら再び学校で専門的に学び、出たらまた仕事をして再び学びを享受する、というように、人生の節目節目で長寿ボーナスを享受すべし、という「複線多段階人生デザイン」を提唱している。これは本当に目からウロコで、ぜひとも一人でも多くの人にしってもらいたい部分である。他にも「システミック・デザイン思考」「自分イノベーション」「ポジティブ心理学」「越境型知性」など、啓発的なテーマが続々と展開していく。これからの時代、自分の生き方をどうデザインしていけばいいかのヒントに満ちた一冊である。
0コメント