たったひとつの「真実」なんてない: メディアは何を伝えているのか? (ちくまプリマー新書)無料ダウンロードkindle
たったひとつの「真実」なんてない: メディアは何を伝えているのか? (ちくまプリマー新書)
本, 森 達也
によって 森 達也
3.8 5つ星のうち 8 人の読者
ファイルサイズ : 27.27 MB
内容紹介 今見ているものは現実の一部で、真実はひとつではない。でもメディアは最初から嘘なのだというのは間違い。大切なことは正しく見、聞き、そして考えること。 内容(「BOOK」データベースより) メディアはすべて、事実と嘘の境界線上にある。それをまず知ろう。ニュースや新聞は間違えないという思い込みは捨てよう。でも嘘ばかりというのは間違い。私たちに不可欠となっているメディアを正しく使う方法とは? 商品の説明をすべて表示する
以下は、たったひとつの「真実」なんてない: メディアは何を伝えているのか? (ちくまプリマー新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
近代国家の前提条件であるメディア・リテラシー教育は、日本にはありません。「ネットは危ないから新聞・TVを信じよう」という偽教育なら道徳等の時間で教えられているかと思いますが。この本は、小生が日本で初めて出会った、子供でも読めそうな本物のメディア・リテラシーの本です。「たった一つの真実など無い」(除:数学/論理学)というのが、近代の本質。飢えたライオンの視点で見るか、ライオンに狙われる草食動物の視点で見るかで、世界観は180°逆転するという例は、とてもわかりやすかったです。視聴率を稼ぐのが商売である民放と、出世するのが目的のNHK。どちらも現場の視点は、大勢順応主義のトップに曲げられてしまいます。「ただし、そのクウキを作っているのは、君たちなんだよ」とまとめているのもお見事。「中立など存在しない」と言っているのも、日本の勘違いした「大人」たちに聞かせてやりたい名言です。元TV番組制作者側にいた著者。上司の視点修正命令に逆らって、クビになってしまいます。「誠実な人は出世しない」というのも名言。この本、中学生から読めるか、高校生からかは、微妙なところですが、日本の教科書にしたい位、お薦めの良本です。
0コメント