ひみつの薬箱 中世装飾写本で巡る薬草の旅本ダウンロード無料pdf
ひみつの薬箱 中世装飾写本で巡る薬草の旅
本, ジュヌヴィエーヴ・グザイエ
によって ジュヌヴィエーヴ・グザイエ
4 5つ星のうち 7 人の読者
ファイルサイズ : 23.88 MB
内容紹介 ハーブもサソリもすべては薬! 神秘の薬草医療の秘密 中世の西洋医療では動植物を薬として珍重した。 それはときに珍奇で、ときに現代にも通じる科学的な正確さを見せる。 本書では中世の植物画集「スローン写本」の妖しく美しい図画から、この神秘の薬草医療の秘密を読み解く。 出版社からのコメント 古文書のような古めかしく妖しい図画が満載で、ページをめくるだけで時空を超えて、暗くかび臭い、西洋の古い書庫にいるような気分になります。 古代から中世ヨーロッパで実践された薬草医療の、神秘性をまとった内容が多く、興味深く読み進めることができます。 難しくなりがちな医学史的な話も含まれますが、監修の久木田先生による序文が、読者が難解に思うであろう箇所をうまく解説してくれており、知識がなくても、なるほどと納得し、容易に読み進められるようになっています。ハーブの効能などは現代に通じる内容も多く、ときに荒唐無稽で興味をくすぐり、ときに有益で知識欲を刺激する面白い読み物です。 中世ヨーロッパの歴史や、魔女、毒物などに興味を持つ層にも受け入れられると思います。 内容(「BOOK」データベースより) 人は宇宙の一部であり、土、水、空気、火の四元素から成り立つ。古代ギリシャのコスモロジーを礎に人体の不思議を理解し、ホリスティックな医療に生かそうとした知られざる中世ヨーロッパの薬草医学を繙く。人間の心と体を癒す神秘の植物を描いた、妖しくも美しい中世の彩色画から見るヨーロッパ医学のひみつ。 著者について ■ジュヌヴィエーヴ・グザイエ(著) パリ高等研究実習院を卒業、リエージュ大学で史学博士号を取得。 リエージュ大学科学・技術センター副所長を務める。 専門は、中世から近代における実践医学史および薬学史。 ■久木田 直江(監修) 2001年イギリスのエクセター大学にて英文学博士号を取得。静岡大学人文社会科学部教授。 専門は中世英文学・文化史・医学誌・キリスト教図像学。 著書に『くすりの小箱 薬と医療の文化史』(南山堂)、『医療と身体の図像学 宗教とジェンダーで読み解く西洋中世医学の文化史』(知泉書館)など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) グザイエ,ジュヌヴィエーヴ パリ高等研究実習院(´Ecole pratique des Hautes Etudes:EPHE)を卒業、リエージュ大学で史学博士号を取得。リエージュ大学科学・技術センター副所長を務める。専門は、中世から近代における実践医学史および薬学史 久木田/直江 1957年生まれ。2001年イギリスのエクセター大学にて英文学博士号を取得。静岡大学人文社会科学部教授。専門は中世英文学・文化史・医学史・キリスト教図像学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
ファイル名 : ひみつの薬箱-中世装飾写本で巡る薬草の旅.pdf
ひみつの薬箱 中世装飾写本で巡る薬草の旅を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
中世ヨーロッパの装飾写本の珍しくて美しい図版がどっさり、すみずみまできれいなデザインでレイアウトされ、丁寧に描写された薬草が大きく掲載され、植物図譜集としても大変魅力的。訳文も額縁のような飾りに囲まれていたり、一冊まるごと美しい宝石箱のような、うっとりする素敵な本です。表層的なかわいらしい雑貨本というのではなく、医療の歴史としても非常に学術的な内容で、それがやさしくわかりやすくされているのがすばらしい。神秘的な雰囲気の中にも、知的好奇心を刺激され、わくわくします。中世の修道院での医療を専門に研究されている学者の先生が翻訳と監修をされ、その知恵や歴史への敬意や愛情のこもった丁寧な導きをされていて、魔法のような神秘的な世界が、知的で楽しい旅のように味わえます。印刷術の広まる以前、知は写本によってのみ伝えられ、それを有する修道院は、当時、最先端の知識、知の殿堂であったろうと、ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」などからも想像します。そしてキリスト教による、弱った人々を助ける精神からも、医療がここで真剣に行われていたことを思いはせて。現代にも継承されて薬効が認められているハーブなどの自然の植物由来の薬草のほか、動物性のちょっとあやしげな(?)ものも。。。結石を溶かす薬などもあり、興味しんしんです。魔女になった気分でいろいろ試してみたいような、怖いような?
0コメント