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モードの迷宮 (ちくま学芸文庫)
本, 鷲田 清一
によって 鷲田 清一
4.3 5つ星のうち 8 人の読者
ファイルサイズ : 20.28 MB
内容(「BOOK」データベースより)たとえば、このドレスはわたしの身体を覆っているのだろうか。逆に晒しているとはいえないだろうか。たとえば、衣服は何をひたすら隠しているのだろうか。いやむしろ、何もないからこそ、あれほど飾りたてているのではないだろうか。ファッションは、自ら創出すると同時に裏切り、設定すると同時に瓦解させ、たえずおのれを超えてゆこうとする運動体である。そんなファッションを相反する動性に引き裂かれた状態、つまりディスプロポーションとしてとらえること、そしてそれを通じて、“わたし”の存在がまさにそれであるような、根源的ディスプロポーションのなかに分け入ってゆくこと、それが問題だ。サントリー学芸賞受賞作。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)鷲田/清一 1949年、京都市生まれ。1977年、京都大学大学院文学部研究科(哲学)博士課程修了。関西大学文学部哲学科助教授を経て、大阪大学文学部人文学科助教授。著書に『モードの迷宮』『分散する理性』(ともにサントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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女性の楽しみといえば、ファッションとメイクアップ!といっても過言ではない。けれども、この本の中では毎年のモードの矛盾を、ことごとく暴露していく。これを読むと、もはやファッション雑誌を見ていたあの頃に戻れなくなりそう。女性のモードというのは、男性の分析対象としては面白いでしょうね。でも、女性が読むとこの分析には幻滅する点も多いと思う。しかし、鷲田さんってさすがはメルロ研究者だなと思う。いずれにせよ随筆でも高水準をキープされているのですから!
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